「キャスティング会社への売り込みは可能なの?」と疑問を持たれる方もいらっしゃるかと思います。
実際、キャスティング会社への売り込みは可能ですが、受け入れない場合も多くあります。
この記事では、キャスティング会社に売り込むための準備方法や有効な連絡手段、売り込み後の流れについて詳しく解説します。
ぜひ、ご自身の案件獲得に向けて活用してください。
キャスティング会社の売り込みは可能!ただし会社条件の確認は必須

キャスティング会社への売り込みは可能ですが、会社によって売り込みを受け入れない場合もあるため、会社の公式サイトやSNSを通じて条件を確認する必要があります。
売り込み可能な会社の特徴は?
売り込み可能な会社には、以下の3つの特徴があります。
- 新規人材を発掘
- 幅広いジャンルの取り扱い
- 売り込み方法が明確
さらに、具体的に見ていきましょう。
”新しく立ち上げたキャスティング会社”や”オーディション”を定期的に開催している場合、新規人材に力を入れている傾向にあり、売り込みには絶好のチャンスです。
このような会社は、イベントやオーディションを通じて直接売り込む機会を設け、経験が浅い方や業界未経験の方でもポテンシャルを重視して受け入れています。
モデルや俳優、声優だけでなく、インフルエンサーやVtuberなど特殊技能も対象としている会社では、積極的に幅広いジャンルのキャストを受け入れています。
幅広いジャンルを扱う会社では、実績のある大手キャスティング会社も多く、地方在住者に向けたオンライン対応など柔軟なサービスを提供し、しっかりとしたマネジメントを行ってくれるのも魅力です。
売り込み方法が明確なキャスティング会社では、応募窓口(専用フォームなど)や必要書類(履歴書や写真など)が明記されています。
このような詳細は、会社の公式サイトやSNSに掲載されていることが多いので、随時確認しておくと良いでしょう。
売り込みの際に準備すること

売り込み可能な会社の特徴を理解した上で、以下の3つの事項を準備しておく必要があります。
①情報収集
まずは、自身の目標を明確にする必要があります。
タレントや俳優、インフルエンサーなど豊富なジャンルから挑戦したい業種を明確にし、どの分野で活躍していきたいかまで考えておきましょう。
キャスティング会社で提供している分野には、CMやドラマ、広告やTV番組など多様なものがあります。
さらに、データ分析やマネジメントを行ってくれる会社を選ぶと、案件につながりやすくなるので、一つの基準として最適な会社を選定してみてください。
②自己PR(ポートフォリオ)の作成
自己PR(ポートフォリオ)を作成し、自分の強みや実績を具体的に示す売り込みの手段として最もアピールできる方法です。
ジャンルにもよりますが、俳優志望の方であれば演技経験や出演歴、得意分野など明確に記載する必要があります。
作成の方法については、後ほど触れていきます。
③連絡手段の選択
キャスティング会社への連絡手段は、会社の公式サイトに設置されている問い合わせフォームで連絡するのが一般的です。
他にも電話やメール、SNS(InstagramやTikTokなど)のダイレクトメールや公式LINEなどが用いられています。
一部の会社ではSNSや公式LINEで連絡を行う場合もありますが、使用するアイコンは顔や雰囲気が伝わるような写真を設定しておくことが重要です。
売り込む際の連絡手段

キャスティング会社への連絡手段には、以下のような選択肢があります。
- 問い合わせフォーム
- 電話
- メール
- SNS(Instagram、Tiktokなど)
- 公式LINE
ただし、これらを使用する際にはいくつか注意すべきポイントがあるので、その点にも触れながら解説していきます。
問い合わせフォーム
キャスティング会社で連絡を取る際に、最も使用される手段です。
多くの会社は公式サイト上にボタンを設置しており、必要事項を入力し簡単に連絡を送ることができます。
一般的に、問い合わせ後1~3日営業日以内の返信が期待できます。
返信が確認できない場合には、他の選択肢で再度連絡してみると良いかもしれません。
電話
問い合わせフォームと同様によく用いられる連絡手段ですが、緊急性の高い内容や詳細な説明が必要な場合以外に使用するのはあまり好ましくありません。
また、連絡する場合には、会社の受付時間も確認した上で行うようにしましょう。
メール
問い合わせフォームや電話で確認が取れなかった場合の最終手段として、使用するのが最も適しています。
メールを送る場合には、件名に依頼内容を明記し、本文を簡潔にまとめる必要があります。
【メールの記載例】
件名:キャスティング会社への提案【〇〇 (自分の名前)】
〇〇キャスティング株式会社
〇〇様
お世話になります。〇〇と申します。
この度、貴社の〜〜〜興味を持ち、ご連絡いたしました。
ーー自己PRや経歴ーー
是非、直接お話させていただければと思います。
ご多忙とは存じますが、ご検討のほどよろしくお願いいたします。
SNS(Instagram、Tiktokなど)
SNSを連絡手段としているキャスティング会社では、インフルエンサーやYouTuber・ライバーなどのジャンルに特化している傾向にあります。
ダイレクトメールでのやり取りが基本となりますが、一般的な連絡手段とされていないので、返信が遅れる場合も多くあります。
【SNSでメッセージを送る際の文章例】
はじめまして。〇〇と申します。
貴社の〜〜〜(興味やその理由)ぜひお話しできればと思いご連絡しました。
もしお時間があれば、私のプロフィールや過去の作品についてお話しさせていただけると嬉しいです。
(ポートフォリオのリンクを貼る)
よろしくお願いいたします!
公式LINE
一部のキャスティング会社では、公式LINEを通じて問い合わせを受け付けることがあります。
基本的に、会社の公式サイトにボタンが設置されている場合がほとんどです。
迅速な対応が期待でき、定期的に会社のキャンペーンや案件に関するイベントの詳細など手軽に確認することができます。
自身に関する詳細や案件に応募する際も全てLINE上で完結するので、効率的に進めたい方におすすめです。
CMやドラマ出演を掴むには!?売り込み後の流れ

売り込んだ後の流れについては、以下の通りになります。
売り込んだ際に、書類や自己PR(ポートフォリオ)を求められる場合があります。
書類は、”キャスティング会社が用意した書式を使用する場合”と”自身で用意する場合”があります。
自身で用意する場合には、インターネットで購入できるオーディション専用の応募用紙を利用して記入する必要があります。
自身で書類やポートフォリオを作成する場合には、以下の項目は必ず表記するようにしましょう。
プロフィール写真:全身・バストアップの2枚
基本情報:氏名、生年月日、住所、連絡先
身体的特徴:身長、体重、スリーサイズ
経歴:過去の出演歴やレッスン経験
自己PR:自分の特徴や目標をアピールする部分
書類の提出方法には、『電子書籍(PDF)で送る場合』と『郵送で送る場合』の2つのパターンがあるので、あらかじめ確認しておいてくださいね。

ポートフォリオを作成する際には、上記の内容を入れて「jimbo」や「Bookuma」で作成するのがおすすめ!
審査を通過すると、担当者との連絡がスタートします。
この段階で、具体的な案件についての説明や今後の方向性について質問を受けることがあります。
キャスティング会社と契約を結び、正式に登録されます。
契約形態には、「業務委託契約」「請負契約」が用いられ、契約条件や料金体系について確認作業を行っていきます。
業務委託契約:キャストが特定のプロジェクトや仕事を完了するために、キャスティング会社から依頼を受ける形で行われる契約です。
具体的な仕事の成果物に対して報酬が支払われ、キャストとしての登録期間も本人が申し出ない限り無期限で契約が続きます。
請負契約:一時的なプロジェクトや単発の仕事に対して、特定の成果物を提供する契約です。
出演や活動が完了した後に報酬が支払われる、成果報酬型の形態が一般的です。
登録後、すぐに案件に応募することが可能です。
案件はキャスティング会社が提供し、指示を受けながら応募する流れになります。
応募を自身で行う場合や担当の方に確認をとってから応募する場合など、会社によって異なるので契約を交わす前に質問しておきましょう。
応募した案件に対して、書類審査やオーディションが実施されます。
自分の演技力や適性をアピールすることが重要です。オーディションの内容によっては、最終審査まで残った経歴など今後のアピールポイントとして活用することもできます。
オーディションに合格した場合、出演日程や契約条件について調整を行います。
スケジュールの候補日がいくつか挙げられますが、予備日として1日予定を空けておきましょう。
具体的な出演料やスケジュールについても、担当の方と一緒に細かく確認し、誤りがないかを確かめることが重要です。
最終的に、監督やスタッフからの指示に従い、CMやドラマの収録の撮影を行っていきます。
あらかじめ、会場までの場所や時間を前日までにしっかりと確認しておきましょう。
売り込みがうまくいかない時はキャスト登録がおすすめ!


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