原菜乃華の子役時代とは?デビューのきっかけや出演情報を徹底解説
原菜乃華の子役時代とは?デビューのきっかけや出演情報を徹底解説

原菜乃華の子役時代とは?デビューのきっかけから代表作まで徹底解説

2022年の映画「すずめの戸締まり」でヒロイン役を演じ、2025年には朝ドラ「あんぱん」に出演して一躍注目を集めた原菜乃華さん。

現在22歳の彼女ですが、実は6歳から芸能活動を始めており、すでに芸歴は16年にもなります。

子役時代から数多くのドラマ、映画、CMに出演し、着実にキャリアを積み重ねてきた原菜乃華さん。

「おはスタ」のおはガールとして同世代から人気を集め、学研の雑誌「キラピチ」専属モデルとしても活躍していました。

しかし、その華やかな経歴の裏には、オーディションに落ち続けた苦労や、引退を考えた時期もあったといいます。

本記事では、原菜乃華さんの子役時代にスポットを当て、デビューのきっかけから代表的な出演作品、苦労したエピソード、そして現在の活躍につながる子役時代の経験まで、詳しく解説します。

目次

原菜乃華の子役デビューのきっかけ

原菜乃華の子役デビューのきっかけ

原菜乃華さんが芸能界に入ったきっかけは、幼少期に見ていたアニメ「きらりん☆レボリューション」でした。

アイドルへの憧れから芸能界へ

幼稚園の頃、アニメ「きらりん☆レボリューション」の主人公・きらりちゃんに憧れて「私もアイドルになりたい!」と思ったことが、芸能界を目指すきっかけとなりました。

当初は声優や女優ではなく、アイドルになることを夢見ていたといいます。

J-beansネットスカウトオーディション合格

2009年、6歳の時に「J-beansネットスカウトオーディション」に応募し、見事合格しました。

このオーディション合格が、原菜乃華さんの芸能人生のスタートとなります。

合格後、芸能事務所「J-beans」に所属し、本格的に子役としての活動を開始しました。

小学校就学前までは、子供向けファッション雑誌「maria」のモデルとして活動していました。

子役時代の主なドラマ出演作品

子役時代の主なドラマ出演作品

原菜乃華さんは子役時代から、数多くのドラマに出演してきました。

ここでは代表的な作品を年代順に紹介します。

2009年:デビュー作品と初期の出演

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作品名放送局内容・役柄備考
浅見光彦シリーズ28 高千穂伝説殺人事件〜歌わない笛〜(2009年、TBS)TBS克子(少女期)役。原菜乃華さんのドラマデビュー作。成人役は藤田朋子。演技キャリアの第一歩。デビュー作品
侍戦隊シンケンジャー 第34幕「親心娘心」(2009年、テレビ朝日)テレビ朝日女の子役。デビュー年に特撮ドラマ出演で同世代から人気獲得。スーパー戦隊シリーズ出演
タクシードライバーの推理日誌26(テレビ朝日)テレビ朝日町川恵美子役。デビュー作として日本タレント名鑑に記載されている作品。名鑑ではデビュー作と記載

このように、原菜乃華さんは2009年に「浅見光彦シリーズ28」で子役デビューし、同年には特撮ドラマ「侍戦隊シンケンジャー」など多方面で活躍を始めています。

2010年代前半:着実に経験を積む時期

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作品名放送局内容・役柄備考
浅見光彦シリーズ28 高千穂伝説殺人事件〜歌わない笛〜(2009年、TBS)TBS克子(少女期)役。デビュー作品。成人役は藤田朋子。ドラマデビュー
侍戦隊シンケンジャー 第34幕「親心娘心」(2009年、テレビ朝日)テレビ朝日女の子役。特撮ドラマ出演で人気獲得。スーパー戦隊シリーズ出演
タクシードライバーの推理日誌26(2010年、テレビ朝日)テレビ朝日町川恵美子役。日本タレント名鑑ではデビュー作に記載。名鑑ではデビュー作
浅見光彦〜最終章〜 第4話(2009年、TBS)TBS三之宮由佳役。浅見光彦シリーズ複数回出演で演技経験を積む。代表的なシリーズ出演
夫のカノジョ(2013年、TBS)TBS間宮さくら役。第7話から登場の謎の美少女役。印象的な役柄
地獄でなぜ悪い(2013年、映画)映画武藤ミツコ(10歳期)役。園子温監督作品で映画界の認知度向上。話題作で映画出演

原菜乃華さんは幼少期から多様な役柄を演じ、ドラマ・映画の両方でキャリアを積み重ねています。

特に「浅見光彦シリーズ」といったシリーズ作品に複数回出演し、成長と演技力向上の過程がうかがえます。

2014年:重要な転機となった作品

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作品名放送局/形式内容・役柄備考
浅見光彦シリーズ28 高千穂伝説殺人事件〜歌わない笛〜(2009年、TBS)TBS克子(少女期)役。デビュー作品。成人役は藤田朋子。ドラマデビュー
侍戦隊シンケンジャー 第34幕「親心娘心」(2009年、テレビ朝日)テレビ朝日女の子役。特撮ドラマ出演で人気獲得。スーパー戦隊シリーズ出演
タクシードライバーの推理日誌26(2010年、テレビ朝日)テレビ朝日町川恵美子役。日本タレント名鑑ではデビュー作に記載。名鑑ではデビュー作
浅見光彦〜最終章〜 第4話(2009年、TBS)TBS三之宮由佳役。浅見光彦シリーズ複数回出演し演技力向上。代表的シリーズ出演
夫のカノジョ(2013年、TBS)TBS間宮さくら役。第7話から登場の謎の美少女役。印象的な役柄
地獄でなぜ悪い(2013年、映画)映画武藤ミツコ(10歳期)役。園子温監督作品で映画界の認知度向上。話題作で映画出演
ビンタ!〜弁護士事務員ミノワが愛で解決します〜(2014年、読売テレビ・日本テレビ)テレビ箕輪カナ役。法律事務所の新人事務員で大人びた役。ドラマ出演の重要作品。11歳で出演
ピラメキ子役恋ものがたり〜子役に憧れるすべての親子のために〜(2015年、映画)映画狭川由衣役。子役をテーマにした映画で、自身の子役経験を活かす機会となった。子役テーマの映画出演

2016年:出産シーンで話題に

サイレーン 刑事×彼女×完全悪女(フジテレビ)

この作品での出産シーンが大きな話題となりました。14歳で出産後、養子に出すという難しい役柄を演じ、視聴者から「演技が素晴らしい」「泣ける」と高い評価を受けました。

当時「おはガール」として活動していた現役中学生が、このような重厚な役柄を演じたことは、彼女の演技力の高さを証明するものでした。

子役時代のCM出演作品

子役時代のCM出演作品

原菜乃華さんは子役時代、数多くのCMに出演していました。大手企業からの起用が多く、子役として高い評価を受けていたことがわかります。

主なCM出演一覧(2009年〜2013年頃)

年度企業名備考
2009年日本マクドナルドハッピーセット「シュガーバニーズ」編。サンリオのうさぎキャラクター「シュガーバニーズ」のぬいぐるみ付き。子役デビューCMとして注目。
2010年IKEABESTA/ベストー リビング収納編。家具の機能性と使いやすさをアピール。
2010年IKEA新カタログ編、「みんなを自由にする、ソファ」編、「かたづけを、遊ぼう」編。家具の楽しみ方や暮らしを豊かにする提案を訴求。
2010年スカパー!「泣ける映画特集」編。感動的な映画を特集する番組の広告。
2011年バンダイスイートプリキュア♪キュアモジューレ。人気アニメ玩具のCM。

おはガールとしての活動

おはガールとしての活動

原菜乃華さんの子役時代で最も知られているのが、「おはスタ」のおはガールとしての活動です。

おはスタ出演期間:2016年4月〜2017年9月

テレビ東京系列の子供向けバラエティ番組「おはスタ」で、アシスタント「おはガール」を務めました。

中学1年から約1年半、番組に出演し、同世代の子供たちから絶大な人気を集めました。

おはガールとしての役割

おはガールは、番組の顔として様々なコーナーに登場し、視聴者である子供たちとコミュニケーションを取る重要な役割です。

原菜乃華さんは、天真爛漫で明るいキャラクターで人気を博しました。

朝の子供向け番組という性質上、多くの小学生が視聴しており、原菜乃華さんの認知度は同世代を中心に大きく広がりました。

キラピチ専属モデルとしての活動

キラピチ専属モデルとしての活動

おはガール活動と並行して、原菜乃華さんは学研の雑誌「キラピチ」の専属モデルとしても活躍していました。

キラピチとは

「キラピチ」は、JS(女子小学生)のためのキャラクター&ファッション雑誌で、小学生女子の間で高い人気を誇っていました。

ファッション、ビューティーなどおしゃれ情報が満載の雑誌で、専属モデルになることは子役にとって大きなステータスでした。

モデル活動での活躍

雑誌の表紙やファッションページに登場し、小学生女子のファッションアイコンとして活躍しました。

2015年には福原遥さん(当時「まいんちゃん」として人気)と共に表紙を飾るなど、同世代の人気子役と肩を並べる存在でした。

イベントにも積極的に参加し、2016年7月には宮野陽名さんと共にジュエルナSoLaDo竹下通り店で1日店長イベントを開催するなど、ファンとの交流も行っていました。

子役時代の苦労とエピソード

子役時代の苦労とエピソード

華やかに見える子役時代でしたが、原菜乃華さん自身は多くの苦労を経験していました。

オーディションに落ち続けた日々

子役時代、原菜乃華さんはオーディションに全く受からない時期がありました。

何度も何度もオーディションを受けても合格できず、たくさん悩んでいたといいます。

この時期は精神的に辛く、芸能界引退も真剣に考えていたそうです。

6歳でデビューしながらも、すぐに順風満帆なキャリアを歩めたわけではなかったのです。

「意外と苦労人」と言われる理由

2025年の週刊文春の記事では、原菜乃華さんは「意外と苦労人」と表現されています。

おはガールとして華やかに活動していた裏で、多くの挫折や苦労を経験していました。

ある取材では、子役時代のオーディションで「白いワンピースの裾をあげてみて」と言われたエピソードを語っており、子役として様々な経験をしてきたことが伺えます。

それでも諦めなかった理由

オーディションに落ち続け、引退も考えた原菜乃華さんでしたが、芸能活動を続けました。

その背景には、演技への情熱と、諦めない強い意志がありました。

この子役時代の苦労が、現在の彼女の演技力と精神力の基盤となっています。挫折を乗り越えた経験が、複雑な役柄を演じる際の深みにつながっているのです。

子役時代に培った演技力

子役時代に培った演技力

原菜乃華さんの現在の演技力は、子役時代の豊富な経験に支えられています。

幅広いジャンルでの経験

子役時代から以下のような多様なジャンルを経験しました。

  • サスペンス・ミステリー:浅見光彦シリーズなど
  • 特撮:侍戦隊シンケンジャー
  • 映画:地獄でなぜ悪い
  • 重厚なドラマ:サイレーン(出産シーン)
  • バラエティ:おはスタ
  • CM:マクドナルド、IKEAなど多数

この多様な経験が、現在の柔軟な演技力の基礎となっています。

特技として磨かれた「泣く演技」

2016年時点で、原菜乃華さんの特技として「歌」「泣く演技」が挙げられていました。

特に「サイレーン」での出産シーンでの泣く演技は高く評価されており、子役時代から感情表現の豊かさが際立っていました。

この「泣く演技」の技術は、その後の「真犯人フラグ」や「あんぱん」などの作品でも存分に発揮されています。

演技力の高さを示すエピソード

2024年には映画「ミステリと言う勿れ」で日本アカデミー賞・新人俳優賞を受賞しました。

この受賞は、子役時代から積み重ねてきた演技経験が実を結んだ結果と言えます。

また、2022年の「すずめの戸締まり」では、1700人を超えるオーディションから選ばれました。

新海誠監督は「感情と声の距離が、誰よりも近い」と彼女の演技を評価しており、この感情表現力は子役時代の経験で培われたものです。

子役時代から現在への成長

子役時代から現在への成長

原菜乃華さんの子役時代を振り返ると、現在の活躍につながる重要な要素が見えてきます。

子役時代と現在の比較

項目子役時代(6歳〜15歳頃)現在(22歳)
活動内容ドラマゲスト出演、CM、おはガール、モデル連続ドラマレギュラー、映画主演、朝ドラ、声優
知名度子供や保護者層中心全世代に広がる
演技の幅子役特有の役柄が中心複雑な役柄も演じる実力派
芸歴デビューから約10年約16年(2025年時点)

子役時代の経験が活きている点

  1. 多様なジャンルへの対応力:子役時代に様々なジャンルを経験したことで、現在も幅広い役柄に対応できる
  2. カメラ慣れ:幼少期からカメラの前での演技に慣れており、自然な演技ができる
  3. 苦労を乗り越えた精神力:オーディションに落ち続けた経験が、挫折に強いメンタルを育てた
  4. 長年の現場経験:16年の芸歴により、現場でのマナーやプロ意識が身についている

「稀有な才能」と評される理由

2025年の報道では、原菜乃華さんは「稀有な才能」と絶賛されています。

この才能は、6歳から始まった子役時代の地道な努力と経験の積み重ねによって培われたものです。

華やかに見える子役生活の裏で、多くの苦労や挫折を経験し、それを乗り越えてきたからこそ、現在の「稀有な才能」が輝いているのです。

子役出身女優としての強み

子役出身女優としての強み

子役出身であることは、原菜乃華さんにとって大きな強みとなっています。

業界内での信頼

16年という長い芸歴は、業界内での信頼につながっています。

子役時代から真面目に仕事に取り組んできた姿勢が評価され、監督やプロデューサーから起用されやすくなっています。

自然な演技

幼少期からカメラの前で演技をしてきたため、作られた感のない自然な演技ができます。

特に「こむぎの満腹記」での食事シーンや、「あんぱん」での天真爛漫な演技は、この自然さが評価されています。

演技以外のスキル

子役時代の「おはスタ」での経験により、バラエティ番組でのトークやリアクションにも慣れています。

また、「キラピチ」モデルの経験は、現在のビジュアル表現にも活かされています。

記事まとめ

記事まとめ

原菜乃華さんの子役時代は、現在の彼女の活躍を支える重要な基盤となっています。

6歳でデビューしてから16年、決して順風満帆ではなかった芸能人生の中で、多くの経験を積み重ねてきました。

子役時代の豊富な経験と、挫折を乗り越えた強さが、現在の原菜乃華さんの「稀有な才能」を形作っています。

2022年の「すずめの戸締まり」、2024年の日本アカデミー賞受賞、2025年の朝ドラ「あんぱん」出演と、着実にステップアップを続ける彼女の原点は、まさにこの子役時代にあるのです。

22歳という若さで16年の芸歴を持ち、多彩な表現力と確かな演技力を兼ね備えた原菜乃華さん。子役時代から培ってきた経験を武器に、今後さらなる飛躍が期待される女優の一人です。

彼女の今後の活躍に目が離せません。

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