「福岡で一番かわいい女の子」として注目され、今や日本を代表する若手女優となった今田美桜さん。
2018年の『花のち晴れ~花男 Next Season~』でブレイクして以来、数々のヒットドラマに出演し、着実にキャリアを積み重ねてきました。
2024年には初の連続ドラマ単独主演を果たし、2025年にはNHK連続テレビ小説『あんぱん』のヒロインに抜擢されるなど、その活躍は目覚ましいものがあります。
この記事では、今田美桜さんのドラマ出演作品を時系列で振り返りながら、彼女の魅力と演技の進化を詳しく解説していきます。
今田美桜のプロフィールと経歴

1997年3月5日、福岡県福岡市生まれの今田美桜さんは、現在28歳。身長157cm、A型で、コンテンツ・スリー(旧BIGFACE)に所属しています。
高校時代に福岡・天神でスカウトされたことが芸能界入りのきっかけでした。当初は地元福岡でモデルとして活動し、「福岡で一番かわいい女の子」として地元で話題になります。
2015年に映画『罪の余白』でスクリーンデビューを果たし、これを機に女優の道を志すようになりました。
2016年に活動拠点を東京に移し、本格的に女優業に専念。数々のオーディションに挑戦しては落ちる日々が続きましたが、諦めずに努力を重ね続けました。
そして21歳のとき、運命のドラマ『花のち晴れ~花男 Next Season~』で転機を迎えることになります。
努力家としても知られ、将来の海外進出を見据えて語学学習にも熱心に取り組んでいます。
特に中国語の学習に力を入れており、なんと中国語検定2級を保有しているという実力の持ち主です。趣味は語学勉強、特技は博多弁と、福岡出身らしい一面も持っています。
2022年には「第45回 日本アカデミー賞」で新人俳優賞を受賞するなど、その演技力は高く評価されています。
今田美桜の代表ドラマ作品一覧

『花のち晴れ~花男 Next Season~』(2018年)
今田美桜さんのブレイク作となった記念すべき作品です。
社会現象を巻き起こした『花より男子』の続編として制作されたこのドラマで、彼女は不動産王の令嬢・真矢愛莉役を演じました。
『C5(シーファイブ)』と呼ばれるイケメングループの紅一点として登場した今田さんは、その圧倒的な美貌と清楚な雰囲気で視聴者を魅了。
特に第4話で披露した晴れ着姿は公式Twitterでも大きな話題となり、「かわいすぎる」とファンから絶賛されました。
この作品での好演がきっかけで、今田さんは一気に全国区の知名度を獲得し、以降多数のドラマや映画、CMに引っ張りだことなりました。
『3年A組-今から皆さんは、人質です-』(2019年)
日本テレビ系で放送された学園サスペンスドラマに、諏訪唯月役で出演。菅田将暉さん主演の本作は高い視聴率を記録し、社会現象にもなりました。
今田さんは生徒の一人として物語に深く関わる役柄を演じ、その演技の幅を見せつけました。また、この作品で共演した永野芽郁さんとは、後に『ニッポンノワール』でも再会することになります。
『親バカ青春白書』(2019年)
日本テレビ系で放送されたコメディドラマに出演。
ムロツヨシさん主演の本作で、若手女優としての演技力を発揮しました。
『ケイジとケンジ 所轄と地検の24時』(2020年)
テレビ朝日系で放送された刑事ドラマ。
東山紀之さん、桐谷健太さんのW主演作に出演し、刑事ドラマという新たなジャンルに挑戦しました。
『おかえりモネ』(2021年)
NHK連続テレビ小説(朝ドラ)に初出演。主演の清原果耶さんの同期気象予報士・神野マリアンナ莉子役を演じました。
気象予報士としてのプロ意識と人間らしい葛藤を抱える難しい役柄でしたが、今田さんは繊細な演技で莉子を魅力的に表現。
主人公の百音(清原果耶)と連携して天気情報を伝えるシーンなど、印象的な場面が多数ありました。
この作品で朝ドラ出演を経験したことが、後の『あんぱん』主演につながる貴重なステップとなりました。
『恋はDeepに』(2021年)
日本テレビ系で放送されたラブコメディ。綾野剛さん、石原さとみさん主演の本作に出演し、コメディ演技にも挑戦しました。
『ドクターX~外科医・大門未知子~』第7シリーズ(2021年)
米倉涼子さん主演の大ヒット医療ドラマシリーズに、大間正子役で出演。
シリーズファンからも好評を博し、2024年には劇場版にも出演しています。
『いちばんすきな花』(2023年)
フジテレビ系で放送された群像劇に、主人公の一人・深雪夜々役で出演。
多部未華子さん、松下洸平さん、神尾楓珠さんと共に4人が主人公という斬新な構成のドラマでした。
年齢も性別も育った環境も違う4人の物語を通じて、人生の選択や葛藤を描いた本作で、今田さんは繊細で感情豊かな演技を見せました。
フジテレビ連続ドラマでの初主演(4人主演形式)となった記念すべき作品です。
『トリリオンゲーム』(2023年)
TBS系で放送されたビジネスドラマに、黒龍キリカ(通称・桐姫)役で出演。
Snow Manの目黒蓮さん主演の本作で、IT企業の若き女性取締役という知的でクールな役柄を演じました。
多言語を操る才色兼備の強欲な女性という難役でしたが、今田さんは見事に演じきり、目黒蓮さん演じるハルとのやり取りが大きな見どころとなりました。
これは二人にとって2度目の共演でもありました。2025年には劇場版も公開予定で、今田さんは引き続きキリカ役で出演します。
『ラストマン-全盲の捜査官-』(2023年)
TBS系で放送されたサスペンスドラマに出演。
福山雅治さん主演の本作で、サスペンス演技にも挑戦し、その演技の幅を広げました。
2025年12月には映画『ラストマン FIRST LOVE』が公開予定で、吾妻ゆうき役で出演します。
『花咲舞が黙ってない』(2024年)
日本テレビ系の新ドラマ枠「土ドラ9」第一弾作品で、ついに今田美桜さんが連続ドラマ単独主演を果たした記念すべき作品です。
原作は池井戸潤さんの人気シリーズ。銀行内の悪事に真正面からぶつかり倒していく正義感あふれる銀行員・花咲舞を演じました。
「こんな時代は彼女が変える!」をキャッチコピーに、痛快爽快エンターテインメントとして話題を集めました。
過去に杏さんが演じた花咲舞役を今田さんが新たに演じることで、作品に新しい魅力が加わりました。
自分の意見をしっかり持ちながらも他者を思いやる気持ちを持つ舞の人物像を、今田さんは見事に体現。
この役で培った演技力は、次作の『あんぱん』にも活かされることになります。
『あんぱん』(2025年)
2025年3月31日から放送開始のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)第112作で、今田美桜さんが念願の朝ドラヒロインに抜擢されました。
主人公は「ハチキンおのぶ」こと朝田のぶ。高知の言葉で「おてんば娘」を意味する「ハチキン」の名にふさわしく、明るく元気で行動力のある女性を演じます。
この作品のヒロイン役には、朝ドラ史上最多となる3365人がオーディションに応募。その中から今田さんが満場一致で選ばれたというエピソードは、彼女への期待の高さを物語っています。
『花咲舞が黙ってない』で培った「自分の意見を持ちながら他者を思いやる」演技力が、『あんぱん』では「自分の考えすら本当に正しいのかためらう」という、より繊細で深い演技として昇華されています。
演出家からも「今田さんの芝居は鏡のよう」と評されるなど、その演技力は高く評価されています。
共演には北村匠海さん、河合優実さんなど豪華キャストが集結。今田さんにとって、女優人生の集大成となる重要な作品になることが期待されています。
今田美桜のドラマにおける演技の特徴と魅力

今田美桜さんの演技の最大の魅力は、役柄に応じた柔軟な表現力にあります。
『花のち晴れ』での清楚でお嬢様らしい演技から、『トリリオンゲーム』での知的でクールなキャリアウーマン、『花咲舞が黙ってない』での正義感あふれる銀行員まで、まったく異なる役柄を見事に演じ分けています。
また、感情表現の繊細さも特筆すべき点です。『いちばんすきな花』や『あんぱん』では、内面の葛藤や心の揺れを微細な表情の変化で表現し、視聴者の共感を呼んでいます。
演出家から「鏡のよう」と評されるように、相手役や物語の状況に応じて自然に反応し、リアルな演技を見せることができます。
さらに、コメディからシリアスまで幅広いジャンルに対応できる器用さも魅力。
医療ドラマ、刑事ドラマ、サスペンス、ラブコメディと、ジャンルを問わず高いパフォーマンスを発揮しています。
福岡出身という出自を活かし、方言を使った演技も得意。『あんぱん』では高知弁にも挑戦し、その努力家ぶりを発揮しています。
今後出演予定のドラマ

メリーベリーラブ(仮)(2026年放送予定)
チ・チャンウクとの日韓W主演で、日本テレビ系にて2026年放送予定の農業ロマコメドラマ。
大失敗した韓国人空間プランナー・イ・ユビン(チ・チャンウク)と、未知の病を抱えながらイチゴ栽培に励む白浜夏凛(今田美桜)が、日本の自然豊かな離島で心を通わせるラブストーリー。
ディズニープラス世界同時配信、TVer見逃し配信決定。監督はキム・スジョン、脚本イ・ジェユンで「愛の不時着」CJ ENM×日テレ初タッグとなり、SNSでも話題を集めています。
ラストマン-全盲の捜査官- FAKE/TRUTH(2025年12月28日予定)
TBS日曜劇場完全新作スペシャルドラマ。
全盲FBI捜査官・皆実広見(福山雅治)と相棒・護道心太朗(大泉洋)が、東京テレビスタジオ占拠テロ事件に挑む中、今田美桜が吾妻ゆうき役で再出演。
松本若菜ら豪華ゲスト共演で、映画版の続編ストーリーを描かれています。
記事まとめ:今田美桜のこれからの活躍に期待

今田美桜さんは、2018年の『花のち晴れ~花男 Next Season~』でブレイクして以来、わずか数年で日本を代表する若手女優へと成長しました。
2024年の『花咲舞が黙ってない』での連続ドラマ単独主演、そして2025年の朝ドラ『あんぱん』ヒロイン抜擢と、着実にキャリアのステップを上がっています。
努力家で語学力にも優れ、将来的には海外進出も視野に入れているという彼女の姿勢は、多くの若者にとっても励みになるでしょう。
今後も映画『劇場版 トリリオンゲーム』(2025年)や『ラストマン FIRST LOVE』(2025年12月)など、注目作への出演が控えています。
今田美桜さんのドラマ出演作品を振り返ることで、彼女の成長の軌跡と演技の進化を感じることができます。
これからの活躍にも目が離せない、まさに「今」が旬の女優です。ぜひ彼女の出演するドラマをチェックして、その魅力を堪能してください。









