「CMにタレントを起用したいけど、費用はどれくらいかかるの?」
「イベントに芸能人を呼びたいが予算感がわからない」
キャスティング会社への依頼を検討する際、多くの人がまず気になるのが費用です。
この記事では、依頼内容別の費用相場から手数料の仕組み、費用が変動する要因、費用を抑えるコツまで詳しく解説します。
キャスティング会社とは

キャスティング会社とは、テレビ番組やCM、イベント、広告などに起用するタレント・モデル・インフルエンサーなどを、依頼主に代わって探し、交渉・手配してくれる会社のことです。
候補者の選定から出演交渉、契約、当日の現場サポートまで一括して代行してくれるため、芸能事務所とのつながりがない企業や個人でも、スムーズにタレント起用を実現できます。
キャスティングにかかる費用は、起用する人物の知名度、案件内容、契約期間、使用媒体など様々な条件によって変動するため、基本的には案件ごとに見積もりを取って確認する必要があります。
ここからは、依頼内容別の大まかな相場観を紹介します。
依頼内容別の費用相場

イベント出演の費用相場
新商品やサービスの発表会、セミナーなど1日~数日程度のイベントにゲストとして芸能人を起用する場合、出演料はジャンルや知名度によって幅があります。
新人や駆け出しのタレントであれば比較的安く抑えられますが、テレビ番組にレギュラー出演しているような露出の多いタレントになると料金は上がり、時期や拘束時間によっても変動します。
バラエティ番組・ラジオ番組の費用相場
バラエティ番組やラジオ番組に芸能人を起用する場合の費用相場は、1回あたり5万円~20万円程度が目安とされています。
放送時間帯や役割によっても変動し、ゴールデン帯の番組でMCなどを務める場合は50万円以上かかることもあります。
無名の新人であれば5万円程度で起用できる一方、旬のタレントやお笑い芸人などは30万円~50万円以上になるケースもあります。
ドラマ出演の費用相場
ドラマの場合、1時間あたり100万円~300万円程度が相場とされ、1クール(3か月・全話分)で換算すると1,000万円~3,000万円ほどを想定しておく必要があります。
テレビCM出演の費用相場
テレビCMの出演費用は、放送期間と本数によって大きく変動します。
一般的には1クール・2クール・年間契約といった単位で契約を結ぶケースが多く、費用相場は数百万円~数千万円程度です。
指定の時間帯に流す「スポットCM」よりも、特定の番組枠で放送する「タイムCM」の方が費用は高くなる傾向があります。
誰もが知る有名人を起用する場合は、数千万円規模になることもあります。
雑誌・写真集モデルの費用相場
ファッション雑誌のモデルとして芸能人を起用する場合の費用相場は、5万円~15万円程度が目安とされています。
インフルエンサー・サンプリングの費用相場
自社商品を芸能人やインフルエンサーに提供し、SNSやブログで感想を発信してもらう「サンプリング」という宣伝手法もあります。
この場合の費用相場は、フォロワー1人あたり2円~4円程度が目安とされています。
YouTuberやInstagramerなどのインフルエンサー起用は、テレビタレントに比べて比較的低予算から依頼しやすい手法として活用が広がっています。
キャスティング会社に支払う手数料の相場

キャスティング会社は依頼主と芸能事務所の間に入る仲介役であるため、利用する際には出演料とは別に仲介手数料が発生するのが一般的です。
手数料の相場はキャスティング費用の10%~30%程度とされていますが、会社によって手数料の設定方法や含まれる業務範囲が異なるため、契約前に必ず確認しておく必要があります。
なお、広告代理店を経由して依頼する場合にも別途手数料が発生することがありますが、キャスティング会社にワンストップで依頼することで、こうした重複コストを抑えられる場合もあります。
キャスティング会社の費用が変動する主な要因

- 知名度:テレビ番組へのレギュラー出演が複数あるなど、露出の多い人物ほど費用は高くなる傾向があります。
- 使用媒体:テレビCM、Web広告、雑誌、イベントなど、どの媒体で起用するかによって相場が異なります。
- 契約期間・使用期間:CMの放送期間や本数、素材の使用可能期間が長いほど費用は上がります。
- 拘束時間・役割:収録・撮影にかかる時間や、MC・主演など役割の大きさによっても変動します。
- 放送時間帯:ゴールデン帯など視聴率の高い時間帯の番組は、費用が高くなる傾向があります。
依頼から契約までの簡単な流れ

- キャスティング会社に案件内容・予算・起用したい人物のイメージをヒアリングしてもらう
- ヒアリング内容をもとに候補者が提案される
- 候補者の所属事務所へ出演交渉・条件確認が行われる
- 出演料や使用媒体、使用期間、肖像権の範囲などを明記して契約を締結する
- 撮影・収録・イベント当日は、キャスティング会社の担当者が現場に立ち会う
費用を抑えるコツ

- 複数社から見積もりを取る
キャスティング会社によって手数料の設定や得意ジャンルが異なるため、相見積もりを取ることで費用感を比較しやすくなります。 - 旬な有名人にこだわりすぎない
知名度が高いほど費用も上がるため、企画やターゲット層に合った無名~中堅のタレントを起用することで費用を抑えられる場合があります。 - インフルエンサーの活用も検討する
テレビタレントに比べて、YouTuberやInstagramerなどのインフルエンサーは比較的低予算から起用できるケースが多く、ターゲット層によっては費用対効果を高めやすい選択肢です。 - 使用範囲を必要最小限に絞る
使用媒体や期間を広げるほど費用は上がるため、本当に必要な範囲に絞って契約することもコスト管理のポイントです。
依頼する際の注意点
- 見積もりの安さだけで会社を選ぶと、対応できるジャンルが限られていたり、当日サポートが手薄だったりする場合があります。実績や対応範囲も含めて比較しましょう。
- 契約書には、出演料だけでなく、使用媒体・使用期間・肖像権の範囲を必ず明記してもらいましょう。期間を過ぎて素材を使い続けると、二次使用料の発生や契約違反につながる可能性があります。
- 手数料に何が含まれているか(交渉のみか、当日の現場サポートまで含むかなど)を事前に確認しておくと、追加費用のトラブルを防げます。
記事まとめ

キャスティング会社の費用は、起用する人物の知名度や案件内容、使用媒体、契約期間によって大きく変動するため、一律の相場を示すことは難しいのが実情です。
イベント出演であれば数万円~、CMやドラマになると数百万円~数千万円規模になることもあります。
また、出演料とは別に10%~30%程度の仲介手数料が発生する点にも注意が必要です。
まずは複数のキャスティング会社に問い合わせて見積もりを比較し、予算とターゲット層に合った依頼先を選ぶことをおすすめします。











